- 其の21
21、ステンドグラスに酔う
一瞬、万華鏡の中に入り込んだような・・、光に透けたステンドグラスを見るとうっとりしてしまう。
- 其の20
20、新幹線に乗る
なんともいえないフェイス、入線してきたところをパチリ。一番前に座るときはとくに意識しないけれど、それ以降に座るとき、ふと思う、前の人の背もたれが私のデスク、私のネットになり、私の背もたれが後ろの人のデスクになりネットになるのだ、と。
なんとなく見知らぬ人の背中にしょわれたリュックに手をのばす気分で、ミネラルウォーターをしのばせてみた。
- 其の19
19、東京タワーを仰ぐ
いつ見ても独特なオーラがある東京タワー。ここで行われた“カウントダウンLIVE”(1999年から2000年へ)に出演したこともあります。タワーには“2000”という数字が輝き、日本人や、他にも様々な人種が入りまじりお祭りみたいな一夜でした。
映画での存在感も見逃せません。“ALWAYS三丁目の夕日”や“東京タワー”・・。私たちが見ているというより、タワーのほうが、ただそこにじっと佇み、繰り広げられる人間模様や恋の行方を見守っていました。
以前、夢に出てきた東京タワーでは・・、今にも空に手が届きそうな・・私はその先端で、つま先立ちをしていました。天使のような浮遊感、もう一度あの先端に触れてみた〜い、そんなわけで写真におさめなかった先端は私の夢の中で、ね♪
- 其の18
18、あくびをする
寝不足のときや、やたら生あくびが続くとき、思い切り“いつものあくび”がしたくなります。なんのわだかまりもなく、口が自然にあくここちいいあくび・・。
これを書いているとき、うちのネコがあくびしました・・眠ったまま牙をむいているようにも見える・・。
- 其の17
17、たんぽぽの種を飛ばす
風に乗ってどこまでも飛んでゆくのを見ていた。私もそっと綿帽子を吹いてみた。
- 其の16
16、空を見ながら作曲する
電線・・空に引かれた黒い線・・五線譜に見えてくる。音符を並べてみたくなる。
- 其の15
15、天道虫と出会う
見つけるたびになんてキュートな生き物だろうと思う。幸せな気持ちになる。
- 其の14
14、砂浜を歩く
裸足で砂を踏みしめる。足跡をつける。文字を書く。
- 其の13
13、写経する
なぞる。うつす。目で読む。声に出して読む。
- 其の12
12、おかげさま...を知る
“おかげさま”
おもいやり
かんしゃ
げんき
さいわい
まこと
これは先日プレゼントされた黒い漆塗りの文箱に入っていたしおりの言葉。そういえばこの言葉は以前、加山雄三さんのコーラスをやらせていただいた際もよく聞いた。自分が何かを成し得、それを人が認めてくれたときは「おかげさまで」と、感謝すればいい、と言って下さったのを思い出す。
この文字を見ていたら、さらに連想はつづき、小学校卒業時のサイン帳に、
“おおばせいこ”は
おおらかに
おおきく羽をひろげ
ばら色の
せかいに羽ばたいて
いく
こ
と、音楽専科の先生が美しい羽根のイラストとともに書いてくれたのを思い出す。子供ながらに詩人だなぁとも思った。私はそのように生きているだろうか。
写真は増上寺の前を通りかかったとき見つけた“おかげ”
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