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歌うことは自分を奏でること
世界に一つだけの自分の声を響かせよう！
を、コンセプトにボイトレ＆ボーカルレッスンしています
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オペラをこよなく愛し
歌うことが “元気の秘訣” とおっしゃるこちらの紳士は
この夏 “97歳” になられた受講生さんです
ハリのあるお声をインスタグラムにアップしています

灼けるような暑さの中、ご自宅から１時間強かかる距離を
バスと電車と徒歩でつないで教室まで通ってくださり
毎回、頭が下がります

そして拙ブログですが、ご紹介できますこと、うれしく思います

人は、ある程度の年齢になると
体力的にも、無理をせず、体と相談しながらの行動になるし
精神的にも、もうここまでやってきたのだから充分、と、
攻めよりは守りになるであろうところ…

この方と　”時” を　過ごすほどにこの言葉がよぎってしまいます

「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。」by ガンジー

名言としてよく耳にしますが
たとえば明日が最後の日だとしてもやりたいと思えるような努力をすること、
いくつになっても、いくつであっても、学び続けることの大切さ、
今日一日がいかに尊いかということ、
を、体現されてらっしゃるなぁと

「一口に “97” と言っても
　生きてきた歳月では色々なことがあり…
　その中で
　こうして “好きなこと” に出会えて
　それを続けられるということは本当に幸せなことです」と目を輝かせます

今は生き方を選べる時代

戦争での体験を伺うと
自由に選べる、好きなことができる、
国境なく好きな曲を歌えるのは
平和であってこそなのだなと身が引き締まります

レッスンではオペラのアリア（劇中歌）を歌われていますが、
英語の歌詞も、イタリア語も、ドイツ語もフランス語も、
全部ご自分で読み方、発音を調べて、意味も把握して、勉強されてきます
さらに、強弱や演奏のしかた等の音楽表記もちゃんとチェックして
ここは柔和に、とか、ここはドラマティックに、とか、

「作曲者からの注文に応えたいんです」と！

おおーっ！！

オペラ鑑賞をされる際は、その演目に出てくるアリアを必ず予習で歌って
鑑賞後は、歌手たちのパフォーマンスがどんなに素晴らしかったかを語り、
その歌い方を取り入れたいと復習し、
譜面はいつも書き込みでいっぱい！
熱心なお姿に頭が下がりっぱなしです

①②もあわせてご覧ください　↓　↓
✧96歳の歌声～すてきな夢中力②
✧歌うことが生きがい〜ステキな“夢中力”

人生100年時代と言われる現代
仮にわたしが100歳を迎えられるとしたら
この方のように、正々堂々と、のびやかに歌っていたいです

魅力的な年齢の重ねかたを学ばせていただいています
『声の研磨師』おおばせいこでした

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