アートの力~横尾忠則「如何に生きるか」

この風景を見ると〇〇を思い出す…ってこと
ありませんか?
たとえばそれは音楽だったり、映画だったり…

わたしは、この汽車道を通るとき、必ず、
横尾忠則さんの”如何に生きるか”という絵を思い出します

画像は昨年、Eテレ日曜美術館で
放送されたときのもの
多くの作品を世に送り出している横尾さんは
当時85歳、アトリエでこんなふうに語っていました
「もう絵を描くことに飽きているが、
飽きた自分が、何を描くのかということに興味がある」と。

アーティストと呼ばれる人たちは一つのことに”やり尽くした感”があると
また違う手段で、道具を変えて、”表現すること”をする人もいます

横尾さんは突発性難聴で耳が聞こえない上に、
手首が痛むため、筆先が震えるそうで、でも、それをもカンバスに生かすのだと
“飽きた自分が何を描くのかということに興味がある”
絵を貫くということ、人生を絵という手段で貫くということ、”LIFE IS ART”
その言葉に、ものすごいエネルギーと情熱を感じました


It’s not what to paint 何を描くかではない
It’s not how to paint いかに描くかではない
It’s how to live いかに生きるか

《如何に生きるか》を、考えるために横浜に来たわけではないのに
いつか観た絵に、問いかけられたようで
アートの力ってすごいなぁと思う瞬間でもありました

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