カラオケで歌ったり
ライブで歌ったりするとき
マイクを使うと思いますが
「マイク乗り」という言葉を聞いたことがありますか?
「マイク乗りの良い声・悪い声」なんて言ったりもします
マイク乗りが良い声=良い空気振動を起こす声です
そもそもマイクというのは
単に声を拡張するだけの道具ではありません!
マイクさんはですね
その内部では電磁誘導という物理的現象によって
外部からの振動を電気信号に変える仕事をしています
「振動を電気信号に変える」
ですので
その振動をきれいに起こさせるような
声を発すれば
マイク乗りが良くなるというわけなんです
そして
声量ではなく「質」が大事になってきます!
小さい声でも振動をきれいに起こす声だったら
マイク乗りがいいということです
結局、音はすべて「振動」です
楽器だったら
楽器の材質(たとえばストラディバリウスは名器と言われていますよね)や
演奏する人の技量で
質のいい振動を起こすことによって
心地よい響きが生まれるんですね
私も歌を始めたばかりの頃は
ただ歌うことに一生懸命で
マイク乗りが悪いと言われても
それがどういうことかわかってなかったんです
でも
マイクに「乗せる」を意識するようになったら
鼻腔や呼吸も より意識するようになって
マイクに乗る声へと変わっていきました
そんなわけで
ある程度、歌えるようになったら
「マイク乗り」も気にしてみると
さらに音楽に乗れますよ!