“MET Live Vewing” へ行ってきました
“MET(メト)” とは”The Metropolitan Opera” の通称
ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場で
上演されたオペラが映画になってスクリーンに登場
今作はプッチーニ作曲『蝶々夫人』でした
『蝶々夫人』は今まで(音大生時代も、卒業してからも)何度か観ているのですが
泣けたのは初めて…!!
あまりの感動にパンフレットを再読したところ納得したのでした
「2024年はプッチーニの生誕100周年、
さらに1904年初演の『蝶々夫人』は120周年にあたり
演奏家たちをはじめ関係者一同の力の入り方が違う」と!
◆STORY 純真な若い芸者はアメリカの海軍士官と恋に落ちるが…◆
<第1幕>
1890年代の長崎。アメリカの海軍士官ピンカートンは、海を見下ろす家を借り、
蝶々さんを「現地妻」に迎えることにした。
「結婚式」の日、領事シャープレスは、ピンカートンに純真な少女を悲しませないよう忠告する。
やがて親族らとともに蝶々さんが丘をのぼってくる。
「結婚式」は進むが、彼女がキリスト教に改宗していた事実を知ると親族らは四散してしまう。
泣き崩れた蝶々さんはピンカートンに慰められ、二人は愛を語り合う…。
<第2幕>
3年が経過。蝶々さんはアメリカに帰国したピンカートンを待ち続けているが、
女中スズキは貯えが尽きながら「夫」の帰りを疑わない蝶々さんに戸惑う。
領事シャープレスは、ピンカートンからの手切れの手紙を持参するが、
蝶々さんからピンカートンとの子どもを見せられ、なにも伝えず引き返す。
そこに港からピンカートンの軍艦の砲声が。
蝶々さんはよろこび、婚礼衣装に身を包んで待つ…。
<第3幕>
一夜が明けてしまう。蝶々さんが休んでいる間にピンカートンと領事シャープレスが現れ、
女中スズキは蝶々さんが待ち続けていたことを伝えるが、
ピンカートンはアメリカ人の妻を連れていた。彼は後悔して逃げ去る。
ピンカートンの妻を見た蝶々さんはすべてを理解し、子どもは彼が引き取りにくれば渡すと告げ、
父の形見の短剣で自害する。
蝶々さんは当初15歳、自害する時も18歳ときわめて若い役どころ
いったん登場すると、ほぼ最後まで出ずっぱりという難役に挑んだ “アスミック・グリゴリアン” は
最後まで “希望” を表現したいと語り
彼を信じて待ち続ける蝶々さんの歌唱とともに
ときに気丈に、ときにうっとりと、
たくみに潤ませる “目” の演技が “神” でした!!!
(細部まで見れるのはビューイングならでは!)
ラストの自害してしまうシーンでは
何も事情を知らない子どもが蝶々さんのところに寄って来るのですが
布で子どもの目にそっと目隠しをし、あっちで遊んでおいで…というあたり、
もう涙腺が崩壊でした…
子どもは実際の人間の子役ではなく ”人形”
その人形の顔は一つの表情しか持たないのに、
首の角度やしぐさで、笑っている顔にも、悲しそうな顔にも見え
それを操る黒子さんたちの卓越した技術にも驚かされました
本作がMETデビューという女性指揮者 “シャン・ジャン” は
“プッチーニの音楽で全員を泣かせたい” の言葉通り
あらためてプッチーニの音楽の偉大さを学ばせてもらったし
わたしはもちろん、館内のあちこちからすすり泣きが聞こえました
METライブビューイングの魅力は
なんといっても臨場感!
ここにいながらにしてニューヨークの劇場にいるようで
しかも幕間では、出演者たちのインタビューや
普段見れない舞台転換など裏側も楽しめるのです
先に書いた、蝶々さん役の “アスミック・グリゴリアン” は
ご両親もオペラ歌手で、お母様は彼女を妊娠していた時も舞台に出演していたそうで
それを知る仲間たちから「あの時お腹にいたのが “貴女” だったのね」と祝福されるのだとか!
すてきなエピソードですよね
一流に触れるひととき….。.:*・゜゚・*
アーティストたち、演出、衣装、舞台美術、音響…、一つの作品にこれほどに多くの人が関わり
それが映像となって今目の前でおこなわれているかのように見れる、しかも4,000円弱で♡
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